先日TVを観ていたら「死ぬまでにお金を使い切って死ぬ」という生き方について話していました。
芸能人の方々がそれについて自分の意見を述べていて、仕事柄、興味深く観ていました。
そのときふと思い出したのが、「私は貯金せずに生きていく」と話していたお客様に関してです。
せっかく思い出したので、「貯金しない生活」に関してをテーマに記事にしてみました。
貯金しない人は老後どうなるか?
実際、貯金しない人は老後どうなるのでしょうか?
サラリーマンであれば、仕事を退職し、再就職かリタイアか、生活は大幅に変わると思います。
個人事業主や経営者であれば、仕事を続ける選択肢と、引退して事業を引き継ぐ選択肢もあるでしょう。
暮らし方の見直しは必須か
どちらにしても、ほとんどの方は、今までの生活スタイルからの見直しが必須の可能性が高いです。
今の日本であれば、再就職できたとしても、かなりの高確率で給与額は大幅に減らされてしまいます。
全く貯金せずに生きてきたわけですから、収入が下がったなら下がったなりに生活をしていかねばなりません。
暮らし方の見直しは必須と言えるでしょう。
働き続ければ死にはしない
また、貯金をせずに老後を迎えた方であっても、老後以前同様に働き続ければ死にはしません。
上記のように給与が下がる可能性はありますが、下がったら下がったなりの生活水準にしなければならないでしょうが、すぐに死ぬということはないでしょう。
リタイアという考え方はおそらく不可能かと思いますが、それも自分で選んだ道かと。
働けなくなると厳しい
上記のように、働き続けて日々の生活費を稼ぐ生活は、現役時代・老後含め、ずっと続けていきます。
しかしながら、老後になると今まで以上にカラダの至る所にガタが出始めます。
急に病気になったり、大きな怪我をしてしまう可能性も高まるでしょう。
もしそのように仕事ができなくなってしまう状況になってしまった場合、途端に生活が厳しくなってしまうでしょう。
また、老人は労働資源と見なされない可能性もあります。
AIの発展により、若者であっても仕事を奪われる可能性がある中、老後も仕事があると断言する自信はどこからくるのでしょうか。
何歳まで生きるかコントロールできない
中には「私は怪我も病気もしない、大丈夫!」と仰る方も多く、本当に怪我や病気もされないかもしれません。
ですが、人は自死を選ばない限り、何歳まで生きるかを自分でコントロールできないのです。
「どうせ70歳くらいで死ぬから貯金しなくても平気だよ」のように話す方もいますが、90歳や100歳まで長生きしてしまったらどうするのでしょうか?
そのとき90歳や100歳では働けない仕事だったとしたら、生活できなくなってしまいます。
老後に関する情報
ちなみに、今の日本においては、このような情報もあります。
老後はゆっくり第二の人生を過ごすという時代ではなくなってきたのでしょう。
60代・70代の約20%が貯金ゼロ
金融広報委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」(二人以上世帯調査、令和4年)によるデータになります。
今の日本に住んでいる60代・70代の2人以上世帯における約20%のご家庭が貯金ゼロという事実があるそうです。
それほど日本は国力が弱まっており、貧富の差が生まれていることが理解できます。
仕事・副業の選択肢は狭まる
そして、上記のように仕事の選択肢は狭まります。
老後の世代になっても好きな仕事ができると考えてる方はさすがに少ないと思いますが・・・
仕事を全く選べない状況になると考えてる方も少ないと思います。
「こんな仕事したくなかった」という状況にならないように準備しておく必要があるでしょう。
老後に向けての方向性
老後に向けてどのように生きていくか、今一度、方向性を考えてみることをオススメします。
今を楽しむことは大事ですし、今しかできない経験があるのも事実です。
また、人生を豊かなものにするために素晴らしい「経験」をどんどんしていくべきです。
その中で、老後も人生であることを理解して準備しておかなければなりません。
貯金について再考すべし
まず、貯金について一度考え直してみることをオススメします。
「貯金しない」のと「貯金できない」のは違います。
「貯金はしないけど、投資はするから問題ない」こんな方はそのままの方向性でOKだと思います。
しっかり考え直してみましょう。
収入を高めておく
若いうちに収入を高めておく努力をしておきましょう。
年を重ねてから収入を高めようとするより、若いうちから頑張った方が成果が出やすいです。
早いうちに行動にうつしていきましょう。
本業以外の収入作りをしておく
本業以外の収入作りをしておくことも、とても大切なことです。
老後になって再就職ができるとは限らないですし、近い将来に勤務先の会社が急になくなる可能性だってありえます。
本業以外の収入があれば、いざというときの保険にもなりますし、そのスキルが本業に活きて収入が増える場合も考えられます。
投資を始める
早いうちに投資を学び、始める努力をしましょう。
上記で「貯金はしないけど、投資はするから問題ない」と表現しましたが、日本の銀行に貯金していても資産は増えません。
なにかあったときの最低限の貯金を確保し、残りは投資に回すなど、資産を増やす工夫を早いうちにやっておきましょう。
投資は複利が活きますので、若ければ若いほどリターンが大きくなります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
私なりにお手伝いができる部分があるかと思いますので、お気軽にご相談くださいね。
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