【日本人の平均貯蓄額は?】世代別の平均値と貯蓄を増やすための対策

コラム

令和元年に「老後2,000万問題」の問題が表面化しました。

※老後2,000万円問題とは、金融庁の報告書において「老後の30年間で約2,000万円が不足する」という発表になります。

この問題が発表されたときに、多くの方が老後資金が足りないことを実感したでしょう。

では実際、日本人の平均貯蓄額はいくらくらいなのでしょうか?

日本人の平均貯蓄額は?

日本人の平均貯蓄額を下記に記載します。

まずは、この調査結果がどんなものなのかを説明させていただきます。

2022年の調査結果

2023年5月に総務省統計局が発表した、2022年調査の「家計調査報告(貯蓄・負債編)」を基にして記事にしています。

総務省のデータになりますので、信憑性が高いデータと言えるでしょう。

二人以上世帯の平均貯蓄額は1,901万円

この調査で、二人以上世帯の平均貯蓄額は1,901万円であるという結果が発表されました。

前年度の2021年調査結果は1,880万円で、金額にして21万円の増加となり、1.1%増とのことでした。

ちなみに貯蓄保有世帯の中央値は1,168万円。

年代によっては「そんなに貯金してるの?」と感じるデータかもしれませんので、以下の年代別を確認してみましょう。

年齢別の平均貯蓄額(40未満・40代・50代・60代・70以上)

では、年代別の平均貯蓄額をみてみます。

40歳未満は812万円となり、平均貯蓄額とは大きくかけ離れた結果となりました。

収入額の違いも原因ですが、住宅ローンや子育てにかかる費用など、貯蓄をする余裕が少ないのが原因かと思われます。

最も多いのは60代で2,458万円となります。

年代平均貯蓄額備考
40歳未満812万円
40〜49歳1,160万円
50〜59歳1,828万円
60〜69歳2,458万円平均貯蓄額最高年代
70歳以上2,411万円
平均1,901万円

このデータから推測できるのは、70歳以上になっても働いている人が多いのではないかということ。

70歳代と60歳代の平均貯蓄額が大きく変わらないので、仕事を完全リタイアする世帯は少ないのかもしれませんね。

本当の貯蓄額は?

ここまでが実際の額面上の平均貯蓄額となりますが、ここからは負債を考慮した貯蓄額をみていきましょう。

例えば住宅ローンなどが負債の多くにあたります。

負債額を考慮した本当の貯蓄額

負債額を考慮した本当の貯蓄額の平均は、1,325万円。

負債を考慮しない平均貯蓄額が1,901万円だったので、負債平均額が576万だということが分かります。

抱える負債の多くが住宅ローンになりますので、住宅ローンがスタートしたばかりの人にとっては負債平均額が少ないなと感じるかと思われます。

年代別負債額と本当の貯蓄額平均(40未満・40代・50代・60代・70以上)

では、年代別の平均負債額と、負債を考慮した本当の平均貯蓄額をみてみます。

40歳未満は-657万円となり、最もマイナス額が多い結果となりました。

40代もマイナス値で、50代から本当の貯蓄額平均がプラスになっていく結果となります。

年代平均貯蓄額平均負債額本当の貯蓄額平均
40歳未満812万円1,469万円-657万円
40〜49歳1,160万円1,226万円-66万円
50〜59歳1,828万円620万円1,208万円
60〜69歳2,458万円207万円2,251万円
70歳以上2,411万円90万円2,311万円
平均1,901万円576万円1,325万円

ちなみに、このデータは負債を保有していない世帯も含まれます。

負債を保有している世帯のみで計算すると、全体の平均負債額は1,528万円で、40歳未満が2,517万円で最も負債額が多いという結果になります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

このデータはあくまでも平均額であって、あなたが目指すべき数字でもありません。

あくまでも、あなた自身が一度きりの人生で夢を叶えるために必要な金額を貯めることが大切です。

もし世界一周旅行が夢ならば、老後のことも考慮に入れると、平均貯蓄額以上の貯蓄が必要になりますよね?

夢を叶えるために今よりもっと稼ぐことや、無駄な出費を抑える節約術など、できることはたくさんあるので実施していくことが貯蓄額を増やすポイントです。

私がお手伝いできることも多くあると思いますので、下記のLINEを登録して、お気軽にご相談ください。

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